
【商品開発秘話】”癒し”を届けるアニボール開発担当に想いを聞いてみた。
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アニマルがボールになった、シービージャパン公式キャラクター「アニボール」。お弁当箱や巾着、タンブラーなど、さまざまなアイテムとして商品化されてきました。
そもそも「アニボール」はどのようにして生まれたのでしょうか?今回は、アニボールの生みの親である企画開発部デザイナーの「ひめさん」に、その開発秘話を伺いました!
※インタビュアーは「ぬまた」が担当します
01
アニボールって、なんですか?

企画開発部 デザイナー ひめさん
ぬまた:今日はよろしくお願いします(笑)。いろいろとお伺いできればと思っていますが、早速本題に入りたいと思います!ずばり、アニボールって何ですか!?
ひめ:「アニボール」は、”アニマル”が”ボール”のような丸いフォルムになった、シービージャパンのオリジナルキャラクターです。ぷにぷにとした丸みのあるフォルムが特徴で、見ているだけで癒される存在。ころんとした形が、どこか安心感を与えてくれる.....そんな世界観を持っています。
さらに、カラーにもこだわりが。イヌはブラウン、シロクマはホワイト、ネコはグレーと、落ち着いた3色。シンプルでやさしい色合いなので、日常に取り入れやすいのもポイントです。
ぬまた:日常に取り入れやすいのは嬉しいポイントですね。使ってほしい方の年齢層とかありますか?
ひめ:ターゲットとしては、やっぱり可愛らしいデザインなので、まずは3歳から10歳くらいの動物が分かるようになってきた子どもたち。と、その親にも持って欲しいなと思っています。
ぬまた:親子で使って欲しいということですか?
ひめ:そうですね!親子で一緒に使って欲しいです。色もシンプルなので、親も使いやすいカラーになっていると思います。
02
どうして開発したの?

ぬまた:アニボールのご説明ありがとうございました。大枠がわかったところで、そもそもなぜアニボールを開発しようと思ったのでしょうか?
ひめ:シービージャパンには、もともと「Zooie(ズーイ)」というアニマル系の商品ブランドがありました。ただ、キャラクターとして”名前”や”性格”があるものはまだなかったんです。
そんな中で、「アニマルをベースに商品化したいよね」という話が社内で出て、「せっかくなら名前や性格をつけて、もっと親しみやすいキャラクターにしたいよね」という流れになりました。私自身もアニマル系の商品を作りたいと考えていたので、会社の方針と私の想いが一致し、キャラクター作りを進めることになったんです。

とはいえ、なかなかキャラクターのアイデアが浮かばない日々が続いていました。そんなある日、たまたま散歩をしていたときに、子犬が丸くなっている姿を見かけました。その瞬間、「かわいいな……」と自然と癒される気持ちになって、「アニマルが丸くなったら、もっと癒しを与えられるのでは……?」とひらめいたんです。
私自身も、癒しを感じてもらえる商品を作りたいと思っていたので、そのイメージと想いがぴったり重なりました。そこからキャラクター作りや商品開発を本格的に進めていくことになりました。会社としても新しいことにチャレンジする姿勢を応援してくれたので、のびのびと楽しく進めることができました。
03
こだわりポイントは?

※アニボール フタ付きステンレス保温マグ
ぬまた:開発の背景を教えていただきありがとうございます。社内でも知らない人はいないくらい認知されたアニボールですが、商品を作る際に特にこだわったところはどんなところですか?
ひめ:商品開発でこだわったのは、「商品にアニボールたちを落とし込む」という点です!例えば、「アニボール フタ付きステンレス保温マグ」を見てほしいのですが、しっかりアニボールたちのキャラクターデザインが落とし込まれています。ネコボールなら商品がネコボールになる、イヌボールなら商品がイヌボールになる、お弁当箱や巾着も同じで、キャラクターがただプリントされているだけではなく、商品の形や機能と一体化するよう工夫しました。

ぬまた:なるほど。確かにアニボールたちが商品と一体化されているのがすごく感じ取れます。一方で、素材や機能性でこだわったところはありますか?
ひめ: 小さい子だと落としてしまうことがあるので、割れにくい樹脂製の素材を採用しました。ちなみに余談ですが、私の3歳の姪っ子ちゃんが、いつも愛用してくれています(笑)。
一方で、ステンレス製のものは落ち着いたカラーになっているので、オフィスでも使いやすいデザインになっています。お子さんは樹脂製のアイテムを、お母さんはステンレスのアイテムを使うことで、親子で一緒に使うことができるのもポイントです。
お弁当箱はドーム型なので、キャラ弁を作ってもつぶれにくい仕様にしました。また、巾着の内側には保冷生地を使用し、さらに洗濯機で洗えるようになっています!
年齢層や使用シーンをしっかりイメージしながら、細部までこだわって商品開発を行いました。ちなみに、姪っ子ちゃんからは「ひめが作ったの?これかわいい〜!」といつも言ってもらえて……(笑)。その姿がとってもかわいくて、頑張ってよかったなと実感します。
04
ここが大変だった!開発中の苦労話
ぬまた:アニボールというキャラクターを商品に落とし込むだけでなく、機能性や素材まで細部にこだわっているのは、使う側としてもとても安心できますし、なにより嬉しいですね。とはいえ、開発の中で困難だったことや苦労したことはなかったんですか?
ひめ:正直なところ、”苦労”と感じたことはありませんでした。私自身、前向きに商品開発に取り組めたので、楽しんで進められましたし、会社も背中を押してくれたおかげで、自分の思い描く形を商品やキャラクターに落とし込むことができました。基本的にはワクワクしながら開発に向き合えたんです。
ただ、これからの課題としては、「アニボールをどうやってもっと多くの人に知ってもらうか」という点ですね……。そのために、アニボールのInstagramではリール動画を投稿してみたり、最近ではYouTubeも始めました!(まだ全然アップできていないんですけど……笑)
YouTubeでは、短編アニメーションのような動画を作って、商品だけでなく映像コンテンツとしても楽しんでもらえるようにしたいなと思っています。もっとアニボールの世界観を広げて、たくさんの人に知ってもらえるように頑張りたいですね。

ぬまた:ふと思ったんですけど、ステッカーとか作ったらどうですか?
ひめ:実は、お弁当箱にはステッカーが付いているんです〜!スマホの裏に入れてもらったり、お子さんならお気に入りのボックスに貼って楽しんでもらえたらいいなと思っています。
05
うれしい反響、届いてます!
ぬまた:開発において特別苦労したことはなかったけど、これから広めていくことに苦労を感じている……そんな状況だと思いますが、少なくとも先日の展示会では多くのお客様から高い評価をいただいていた印象でした。ひめさんご自身としては、どのような手応えを感じていますか?
ひめ:私も手応えを感じています!反響はとても良くて、特にキャラクターアイテムを取り扱っているお客様から「この商品は売れそうだね」と言ってもらえた時は、本当に嬉しかったです。業界のプロの方々にそう言ってもらえると、なんというか……テンションが上がりましたね(笑)。
ぬまた:それは嬉しいですね(笑)。ちなみに、企業のお客様だけでなく、個人のお客様からご評価をいただいたことはありますか?
ひめ:Instagramを運営している中で、投稿へのコメントやDMを通じて「こんなキャラクターがあるなんて知らなかった!子どもに見せたらすごく喜んでくれた!」という声をいただきました。
また、とある方からは「子どもが保育園にコップを持参しないといけなくて、そのために購入しました!」というコメントもいただいたことがあります。私が思い描いていたターゲット層の方々にしっかり届いていることを実感できて、とても嬉しく思っています。
06
もっとたくさんの人に届けたい

ぬまた:一般のお客様にもご評価をいただけているのは嬉しいですね。最後に、これからアニボールをどうしていきたいか、今後の展望があれば教えてください。
ひめ:冒頭でもお話ししましたが、私自身、「癒しを感じてもらえる商品を作りたい」という想いがあります。そして、アニボールを見て「癒されるなぁ」と思ってもらえるようにしていきたいです。”癒し”にフォーカスして、もっと多くの方に親しんでもらえる存在にしたいですね。
そのために、これからも新しい商品の開発を進めていきますし、映像コンテンツとしても表現できるようにしていきたいと考えています。ぜひ、アニボールで癒されてください(笑)。
07
インタビューを終えて
今回は、企画開発部デザイナーのひめさんに、アニボール開発秘話を伺いました。「癒し」を届けるアニボールには、デザインだけでなく機能性まで、細部にわたってこだわりが詰まっていることが分かりました。
そして何より、アニボールについて語るひめさんがずっと笑顔だったのが印象的でした。その表情から、アニボールへの深い愛情が伝わってきました。
まだまだ走り始めたばかりのアニボールですが、親子で一緒に使える「癒し」を届けてくれるアイテムとして、これからもっと広がっていくはず。ぜひ、手に取ってみてください!

アニボール フタ付きステンレス保温マグ
¥2,530(税込)
アニボール 盛り付け簡単お弁当箱
¥1,760(税込)
アニボール保冷ランチ巾着
¥1,650(税込)
アニマルステンレスタンブラー
¥2,200(税込)
アニマルタンブラー3P
¥1,650(税込)
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